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現在、耐震建築は民間でも開発が進んでおり、大規模なピルについては非常に進歩している。これには、投資家などが地震などの災害に非常にセンシティブになり、様々なことに保険を要求するようになったが、地震保険など大きなものは民間だけでは受け切れるかどうか難しいところへきているということがある。
例えば、東京のような大都市で大きな建物を建てるときに、実は地震保険に大きな費用のかかる建物が多くなっている。耐震対策が行われていれば保険に入りやすくなるし、保険に入らないなら地震が来ても壊れない建物をつくらなければということもあって、耐震対策はある種必須のものとなっており、事前対策が重要であるとの考えが住宅にも少しずつ適用されるようになるなど、住宅の耐震化については一定の前進もみられる。
耐久性については現在、「一00年住宅」という考え方が多くの関心を呼んでいる。日本の昔の家は木と紙でできているから耐久性がないと言われてきたが、それは全くの間違いであり、実は木造の方が、耐久性がある。
特に釘やボルトを使わない木組みのジョイントは劣化し難い。神社や仏閣の建築は数百年から一000年も壊れていない。
奈良の寺院建築、法隆寺や正倉院は建てられてから一000年以上たっている。どうしてかというと、木組みのジョイントは木だけだから微振動があっても互いに押したりへこんだりして復元してしまうからである。
戦前の家は民家でも農家でも木組みだけのものが多かったが、戦後の釘とボルトと合板を使って規格大量生産された家には大きな問題がある。コンクリートならいいかというと、コンクリートの建築は100年から150年の歴史しかないので、どれぐらいもつかまだ分かっていない。
コンクリートの家が100年もつのがいいことなのかどうかという問題がある。コンクリートは剛構造のため、家族や使う人の好みが変わっても変えることができない。
そういう家が100年もつことは果たして経済的、社会的に意味があるかどうか分からない。そこで最近出てきたのがSI(スケルトン・インフィル)住宅というものである。
スケルトンとは建物の枠組み、骨組みのこと。単なる骨組みだから、コンクリートとは違って、100年でも200年でも使えるような技術革新には意味がある。
100年以上経っている建物でも中に住む人が5年で変わったり、20年住んでいたりとまちまちでも問題はない。住んでいる人の家族構造が変わり、部屋の間取りを変えたいときには、インフィルの内装だけを替えればいい。
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